夏休みは学力を伸ばすチャンス。しかし、だらけがちな長期休みこそ「習慣化」が鍵です。那須塩原の個別指導塾スタートラインの塾長が、教室で実践している具体策をわかりやすく紹介します。
なぜ「習慣づけ」を大切にするのか
私は、閉鎖寸前だった小さな塾をたった一人で引き継ぎました。目の前の生徒を見捨てたくない──その想いが「個別指導のスタートライン」を立ち上げた理由です。成績だけを追うのではなく、子どもが自分で歩き出せる力(主体性)を育てることを大切にしています。
夏休みにサボらず勉強するための3つの方法
① 朝イチで「やることリスト」を作る
長期休みは時間がたくさんある反面、計画がないと気づけば1日が終わってしまいます。朝一番にその日の「やることリスト」を作る習慣をつけましょう。
- 教科ごと、具体的な内容を書く(例:数学=例題10問、英語=単語20個)
- 優先順位を明確にする(重要度・締切・難易度)
- 終わったらチェックを入れることで達成感を得られる
② タイマーで時間を区切る(ポモドーロ式の応用)
ただ長く座っているだけでは集中は続きません。塾でも採用している、時間を区切る学習法が効果的です。
- 例:50分勉強 → 10分休憩(子どもに合わせて調整可)
- タイマーを使うことで「切り替え」が習慣化される
- 短い休憩でリフレッシュすると、その後の集中力が上がる
③ 親子で「夕方ふりかえりタイム」を作る
学習は「評価」だけでなく「承認」が重要です。夕方に5〜10分、親子でその日の進み具合を振り返りましょう。
- 「今日、何をやった?」と事実を共有する
- 良かった点を一つは必ず褒める(小さな達成を認める)
- 明日のやることを一緒に確認することで次の日の動線ができる
スタートラインのサポート:家庭と塾の連携で習慣化を後押し
私たち個別指導のスタートラインでは、単に教材を与えるだけでなく、家庭との連携を重視しています。夏休み期間中も、学習の「つまずき」や「進み具合」をこまめに共有し、子どもが自分から動けるよう寄り添ってサポートします。
小さな成功体験を積み重ねることで、やがて自分で計画を立て、実行できる力へとつながります。これが私たちが最も大切にしている教育方針です。
まとめ(すぐに始められる3つの習慣)
- 朝イチで「やることリスト」を作る
- タイマーで学習時間を区切る
- 親子で夕方にふりかえりタイムを行う
どれも特別な準備は不要です。大切なのは「続けること」。塾と家庭が協力すれば、子どもの学習習慣は確実に変わっていきます。